“花環”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなわ87.0%
はなたまき4.3%
ガーランド4.3%
ハナワ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わづかに六畳と二畳とに過ぎない部屋は三面の鏡、二脚の椅子、芝居の衣裳、かつら、小道具、それから青れた沢山たくさん花環はなわとでうづまつて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
人々は昨夜ゆふべのランプを吹き消して、それを思ひ思ひの花環ガーランドで飾り、恭々しく奉げて祭りの広場に集るのである。広場の中央にある方尖塔オベリスクの下に先を競うて駈けつけるのである。
山彦の街 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「『最上』艦長ニ告グ。武田大佐ガイルカ。ワレハフーラー博士ナリ。荒鷲爆撃機第一号ニ乗リ、今ヤハワイ群島ノ東ニアリ。コレカラ君ラ日本艦隊ヲ爆撃ニ行クノダ。君ヲ殺スノハ惜シイガ、シカタガナイ。『最上』ヲ沈メタラ、上カラ花環ハナワヲ投ゲテアゲヨウ。」
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)