“方尖塔”の読み方と例文
読み方割合
オベリスク100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以前はわらっていた朋輩たちも少々気味が悪くなって来た。メムフィスのまちはずれに建っている方尖塔オベリスクの前で、彼はその表にられた絵画風な文字を低い声で読んだ。
木乃伊 (新字新仮名) / 中島敦(著)
人々は昨夜ゆふべのランプを吹き消して、それを思ひ思ひの花環ガーランドで飾り、恭々しく奉げて祭りの広場に集るのである。広場の中央にある方尖塔オベリスクの下に先を競うて駈けつけるのである。
山彦の街 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)