“昆陽”の読み方と例文
読み方割合
こや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
湊川の宿につかせ給ひけるに、中務なかつかさノ宮(尊良たかなが親王)は、昆陽こやの宿におはしますほど、間近く聞き奉らせ給ふも、いみじう哀れにかなし。〔増鏡〕
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
冬霞ふゆがすみして昆陽こやの池ありとのみ
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
そして直義自身は、赤松円心の手勢とがっちりくんで、浜寄りのなぎさと、昆陽こや方面とから西進してくる敵へむかって、その陣を扇なりにひらいた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)