“昆陽寺”の読み方と例文
読み方割合
こやでら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は其の時から遥か年を経て、津の国の昆陽寺こやでらから黄金の交って居る釣鐘を盗み出す群盗の話を読んだ。
児屋郷こやごう昆陽寺こやでらには、ここ数日前から約十名ばかりの僧形そうぎょうや、武士や町人や、また医者、傀儡師くぐつしなどの雑多な身なりをした人々がひそかに寄って、そのまま一房に合宿していた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お菊さん。昆陽寺こやでらの坊んさんが来ていますよ。こちらへ通しますかね」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)