“昆陽野”の読み方と例文
読み方割合
こやの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小山小四郎朝政ともまさなどを先がけとして、その軍勢五万余騎、四日の朝八時ごろ都を立ち、その日の夕方に摂津の昆陽野こやのに陣をとった。
新田義貞の本軍と、それの左翼をなす北畠顕家の万余の兵も、すべて、昆陽野こやのから芦屋へと、前進をみせている。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この報告を受けた政府では、それなら播磨はりま印南野いなみのか、この摂津の昆陽野こやのかなどと公卿会議の席上でも討論されたが、実行に移されるとも見えなかった。