トップ
>
昆陽野
>
こやの
ふりがな文庫
“
昆陽野
(
こやの
)” の例文
小山小四郎
朝政
(
ともまさ
)
などを先がけとして、その軍勢五万余騎、四日の朝八時ごろ都を立ち、その日の夕方に摂津の
昆陽野
(
こやの
)
に陣をとった。
現代語訳 平家物語:09 第九巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
新田義貞の本軍と、それの左翼をなす北畠顕家の万余の兵も、すべて、
昆陽野
(
こやの
)
から芦屋へと、前進をみせている。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この報告を受けた政府では、それなら
播磨
(
はりま
)
の
印南野
(
いなみの
)
か、この摂津の
昆陽野
(
こやの
)
かなどと公卿会議の席上でも討論されたが、実行に移されるとも見えなかった。
現代語訳 平家物語:05 第五巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
かねて情報集めに放っておいた、八木弥太郎
法達
(
ほうたつ
)
の部下が、摂津の
昆陽野
(
こやの
)
(
伊丹
(
いたみ
)
)から馬をとばして来て
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
五日の夕暮に源氏は
昆陽野
(
こやの
)
を立ち、ようやく生田の森へ近づいた。
雀
(
すずめ
)
の松原、
御影
(
みかげ
)
の松、昆陽野の方を見渡すと、それぞれ陣を張る源氏勢は遠火をたいている。
現代語訳 平家物語:09 第九巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
尊氏は、正成宛ての
懇
(
ねんご
)
ろな書簡を書いて、それを兵の肌に持たせ、わざと捕まるように、
昆陽野
(
こやの
)
方面の敵中へ放したのだ。伊丹には義貞の弟義助が陣している。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
油小路の邸は、正成が和泉河内の守護をかねて、摂津
昆陽野
(
こやの
)
の代官を管理する身となってから賜わったいわゆる「在京公務所」だった。だからどこにも私邸らしさはない。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いや、
箕面
(
みのお
)
、
昆陽野
(
こやの
)
のあたりからは夜どおしの雨風に打たれ、河内殿以下、人も馬も、泥人形のようなおすがた。これでもよほどお急ぎあったものとうけたまわりました」
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
昆
常用漢字
中学
部首:⽇
8画
陽
常用漢字
小3
部首:⾩
12画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“昆陽”で始まる語句
昆陽
昆陽寺
昆陽池
昆陽漫録
昆陽寺夜話