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小留
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こや
ふりがな文庫
“
小留
(
こや
)” の例文
当夜は、北町の友達のその座敷に、五人ばかりの
知己
(
ちかづき
)
が集って、袋廻しの運座があった。雪を
当込
(
あてこ
)
んだ
催
(
もよおし
)
ではなかったけれども、
黄昏
(
たそがれ
)
が白くなって、さて
小留
(
こや
)
みもなく
降頻
(
ふりしき
)
る。
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いや夜あるきには
馴
(
な
)
れている、雨も
小留
(
こや
)
みに、月も少し
明
(
あか
)
ければ
途
(
みち
)
すがら
五位鷺
(
ごいさぎ
)
の声も一興、と
孔雀
(
くじゃく
)
の尾の机にありなしは知らぬ事、
時鳥
(
ほととぎす
)
といわぬが見つけものの才子が、
提灯
(
ちょうちん
)
は借らず
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
留
常用漢字
小5
部首:⽥
10画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父