“咫尺”の読み方と例文
読み方割合
しせき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ましてや行きずりにせよ龍顔に咫尺したわけでは尚更なくつて、はるか閤門の際に跪坐して、そつともち上げてみた目蓋のはしに
春泥:『白鳳』第一部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
互に咫尺する間に、溝のように凹まった峡谷は、重々しい鉛色の空であるから、まだ一時半というのに、黄昏のように、うす暗い。
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
私は咄嗟の間に、決戦の覚悟をきめた。折柄、クロクロ島の沈没しているあたりは、煙のような乾泥がたちこめ、咫尺を弁じなかった。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)