“まのあたり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マノアタリ
語句割合
目前37.5%
眼前32.5%
面前12.5%
7.5%
当面5.0%
現前2.5%
面可2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
許多あまた聖者しやうじや獻身者の像にして、下より望み見るべからざるものは、新に我目前まのあたりに露呈し來れり。
昨夜ゆうべの事の不思議より、今目前まのあたりの光景を、かえって夢かと思うよう、恍惚うっとりとなったも道理。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これは小生わたくしの父が、眼前まのあたりに見届けたとは申しかねるが、直接にその本人から聞取った一種の怪談で今はむかし文久の頃の事。
お住の霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
うっとりするまで、眼前まのあたり真黄色な中に、機織はたおりの姿の美しく宿った時、若い婦人おんなと投げたおさの尖から、ひらりと燃えて
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼は自分と御米の生命ライフを、毎年平凡な波瀾はらんのうちに送る以上に、面前まのあたり大した希望も持っていなかった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかも場所は、面前まのあたり彼処かしこに望む、神田明神の春のの境内であった。
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
汝また彼の事を心に記してたづさへ行くべし、されど人に言ふなかれ。かくて彼はまのあたり見る者もなほ信ずまじきことどもを告げ 九一—九三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
死者は死するに生者は生くるに異ならず、まのあたり見し人なりとて、わがかゞみて歩める間に踏みし凡ての事柄を我よりよくは見ざりしなるべし 六七—六九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
代助ははじめて、むかし平岡ひらをか当面まのあたりた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
代助は始めて、昔の平岡を当面まのあたりに見た。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ここに至って合点が出来た。油然ゆうぜんとして同情心が現前まのあたりの川の潮のように突掛つっかけて来た。
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
面可まのあたり談説者。
放免考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)