“めのまへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
眼前81.3%
目前18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されど汝の眼前めのまへに今なほ横たはる一の路あり、こはいとかたき路なれば汝ひとりにてはこれを出でざるさきに疲れむ 九一—九三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
風静かに気沈み万籟ばんらい黙寂たるの時に、急卒一響、神装をらして眼前めのまへ亢立かうりつするは蓮仙なり、何の促すところなく、何の襲ふところなく、悠然泥上に佇立ちよりつする花蕾の
心機妙変を論ず (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
夜半人の寝静ねしづまつた時、唯一人ただひとり舷につて水を凝視すれば「死」はいつも自分の目前めのまへに広がつてゐる事を自覚するにつけ、自分は美しい星のしたなるこの人生に対して
海洋の旅 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)