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万籟
ふりがな文庫
“万籟”の読み方と例文
旧字:
萬籟
読み方
割合
ばんらい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばんらい
(逆引き)
万籟
(
ばんらい
)
闃
(
げき
)
として声を
呑
(
の
)
む、無人の地帯にただ一人、姉の死体を湖の中へ引き
摺
(
ず
)
り込むスパセニアの姿こそ、思うだに
凄愴
(
せいそう
)
極まりない。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
星一つ一つ
梢
(
こずえ
)
に下り、梢の露一つ一つ空に帰らんとす。
万籟
(
ばんらい
)
寂
(
せき
)
として声なく、ただ詩人が庭の煙のみいよいよ高くのぼれり。
星
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
万籟
(
ばんらい
)
静まり返った比叡と鞍馬の山ふところ、いずこからともなく、人が一個出て来た、その物音で、足をとどめてその気配に耳を傾けました。
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
万籟(ばんらい)の例文をもっと
(17作品)
見る
“万籟”の意味
《名詞》
万籟(ばんらい)
風に吹かれた様々な物が立てる音。また、あらゆる物音。「籟」は「ひびき」の意。
(出典:Wiktionary)
万
常用漢字
小2
部首:⼀
3画
籟
漢検1級
部首:⽵
22画
“万籟”で始まる語句
万籟寂々
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