“ばんらい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
万籟85.0%
万雷5.0%
萬籟5.0%
萬雷5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
星一つ一つこずえに下り、梢の露一つ一つ空に帰らんとす。万籟ばんらいせきとして声なく、ただ詩人が庭の煙のみいよいよ高くのぼれり。
(新字新仮名) / 国木田独歩(著)
そのあとですぐに、万雷ばんらいのごとき拍手はくしゅがおこった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こく萬籟ばんらいせきたる午前ごぜんの二と三とのあひだ
えい、ものものしや、神聖しんせいなる甲板かんぱんは、如何いかでか汝等なんぢらごとけがれたる海賊かいぞく血汐ちしほむべきぞ。とかんます/\ふるふ。硝煙せうゑんくらうみおほひ、萬雷ばんらい一時いちじつるにことならず。