“神聖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんせい76.9%
あらたか3.8%
きよらか3.8%
たふと3.8%
ハイリッヒ3.8%
ハイリーゲ3.8%
ホリ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
A 馬鹿ばかつちやいかん。統計とうけい神聖しんせいだ。勝手かつて算出さんしゆつしてたまるもんか。それよりかきみおれ今度こんど年賀状ねんがじやう趣向しゆかうせてやらう。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
そ奴らと来ては、改宗者よりも劣りで、神聖あらたかな神の教会を覗かうともしくさらぬ。そんな奴らこそ何処をうろつき𢌞つてゐたのか、糾明せずばなるまいて。
以前むかしのお姫様ときたひには、男やら女やら、人間やら魔物やら、悪魔やら神様やらわけわからずにおりながら、大きな強い神聖きよらかな、不思議なお力で、わたしたちを心服させておられました。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
神聖たふとことば二人ふたりむすはしてくだされば、こひほろぼため此身このみ如何樣どのやうにならうとまゝ。つまぶことさへかなへば、心殘こゝろのこりはない。
そこでは一つ一つの樹木が私に向かって「神聖ハイリッヒだ、神聖ハイリッヒだ」と語りかけるようではないか? 森の中の歓喜の恍惚! だれがこれらすべてのことを表現し得ようぞ?……(一八一五年)
しまひにはさういふ意識のなかに自らひたつてしまつたせいであらうか、日本軍艦数隻が沈没し、伊豆いづの大島が滅して半島の近くに新しい島が出来、神聖ハイリーゲ江の島が全く無くなつてしまつたといふ
日本大地震 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
それをふちどっている絹柳の並木とその向に聳え立ってる神聖ホリトリニティの尖塔を一緒に見通した景色は何とも美しいものだった。
シェイクスピアの郷里 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)