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神聖
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しんせい
ふりがな文庫
“
神聖
(
しんせい
)” の例文
A
馬鹿
(
ばか
)
を
云
(
い
)
つちやいかん。
統計
(
とうけい
)
は
神聖
(
しんせい
)
だ。
勝手
(
かつて
)
に
算出
(
さんしゆつ
)
して
堪
(
たま
)
るもんか。それよりか
君
(
きみ
)
、
俺
(
おれ
)
の
今度
(
こんど
)
の
年賀状
(
ねんがじやう
)
の
趣向
(
しゆかう
)
を
見
(
み
)
せてやらう。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
を
見
(
み
)
ろとは、
大島小學校
(
おほしませうがくかう
)
の
神聖
(
しんせい
)
なる
警語
(
けいご
)
で、
其
(
その
)
堂々
(
だう/\
)
たる
冲天
(
ちゆうてん
)
の
勢
(
いきほひ
)
と、
其
(
その
)
飽
(
あ
)
くまで
氣高
(
けだ
)
かい
精神
(
せいしん
)
と、これが
此警語
(
このけいご
)
の
意味
(
いみ
)
です。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
凡
(
す
)
べて
神聖
(
しんせい
)
な
物
(
もの
)
の
終
(
はて
)
は
悦
(
よろこび
)
に
在
(
あ
)
る。われらが
主
(
しゆ
)
の
君
(
きみ
)
はこの
紅
(
あか
)
い
茨
(
いばら
)
の
上
(
うへ
)
に、このわが
口
(
くち
)
に、わが
貧
(
まづ
)
しい
言葉
(
ことば
)
にも
宿
(
やど
)
つていらせられる。
浮浪学生の話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
斧
(
をの
)
も
鑿
(
のみ
)
も
忘
(
わす
)
れたものが、
木曾
(
きそ
)
、
碓氷
(
うすひ
)
、
寐覚
(
ねざめ
)
の
床
(
とこ
)
も、
旅
(
たび
)
だか
家
(
うち
)
だか
差別
(
さべつ
)
は
無
(
な
)
い
気
(
き
)
で、
何
(
なん
)
の
此
(
こ
)
の
山
(
やま
)
や
谷
(
たに
)
を、
神聖
(
しんせい
)
な
技芸
(
ぎげい
)
の
天
(
てん
)
、
芸術
(
げいじゆつ
)
の
地
(
ち
)
と
思
(
おも
)
はう。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
もはや、
兵法大講会
(
へいほうだいこうえ
)
は、この
意外
(
いがい
)
な
椿事
(
ちんじ
)
のため、その
神聖
(
しんせい
)
と
森厳
(
しんげん
)
をかきみだされて、どうにも
収拾
(
しゅうしゅう
)
することができなくなった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
おまえの
心配
(
しんぱい
)
は、もっとものことじゃ、
偽物
(
にせもの
)
を
神聖
(
しんせい
)
な
体
(
からだ
)
につけて、
知
(
し
)
らんでいるとは、すなわち
私
(
わたし
)
の
不徳
(
ふとく
)
にもなることじゃ
ひすいを愛された妃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
身分
(
みぶん
)
の高い人もひくい人も、みんなそこへお
参
(
まい
)
りにやってきて、そのような
神聖
(
しんせい
)
な
場所
(
ばしょ
)
のあるこの地方を、ほめたたえることになるでしょう。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
大森
(
おほもり
)
の
貝塚
(
かひづか
)
は、
人類學研究者
(
じんるゐがくけんきうしや
)
の
眼
(
め
)
から、
最
(
もつと
)
も
神聖
(
しんせい
)
なる
地
(
ち
)
として
尊敬
(
そんけい
)
せられて
居
(
ゐ
)
る。
此所
(
こゝ
)
が
本邦
(
ほんぽう
)
最初
(
さいしよ
)
に
發見
(
はつけん
)
せられた
石器時代
(
せききじだい
)
の
遺跡
(
ゐせき
)
であるからだ。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
『あなたは、こんな
神聖
(
しんせい
)
な
境地
(
ところ
)
で
立派
(
りっぱ
)
な
御修行
(
ごしゅぎょう
)
、
私
(
わたくし
)
などはとても
段違
(
だんちが
)
いで、あなたの
足元
(
あしもと
)
にも
寄
(
よ
)
りつけはしませぬ……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「若葉の森の中にでもいるようでしたか。
神聖
(
しんせい
)
な
教会
(
きょうかい
)
の中にでもはいったようでしたか。高い山の上に立って、星あかりの空を見るようでしたか。」
影
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
ロレ
諸天善神
(
しょてんぜんじん
)
、
願
(
ねが
)
はくは
此
(
この
)
神聖
(
しんせい
)
なる
式
(
しき
)
に
笑
(
ゑ
)
ませられませい、ゆめ
後日
(
ごじつ
)
悲哀
(
かなしみ
)
を
降
(
くだ
)
さしまして
御譴責
(
ごけんせき
)
遊
(
あそ
)
ばされますな。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
個人
(
こじん
)
の
固有名
(
こゆうめい
)
は
神聖
(
しんせい
)
なもので、それ/″\
深
(
ふか
)
い
因縁
(
いんねん
)
を
有
(
ゆう
)
する。みだりにこれをいぢくり
廻
(
まは
)
すべきものでない。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
周三とても其れをすら職業は
神聖
(
しんせい
)
と謂ふほどの理想家ではなかつた。賤しい女であるといふことは知り
拔
(
ぬ
)
いてゐる………だから蔭では平民の娘と謂つてゐる。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
えい、ものものしや、
我
(
わ
)
が
神聖
(
しんせい
)
なる
甲板
(
かんぱん
)
は、
如何
(
いか
)
でか
汝等
(
なんぢら
)
如
(
ごと
)
き
汚
(
けが
)
れたる
海賊
(
かいぞく
)
の
血汐
(
ちしほ
)
に
染
(
そ
)
むべきぞ。と
我
(
わ
)
が
艦
(
かん
)
ます/\
奮
(
ふる
)
ふ。
硝煙
(
せうゑん
)
は
暗
(
くら
)
く
海
(
うみ
)
を
蔽
(
おほ
)
ひ、
萬雷
(
ばんらい
)
一時
(
いちじ
)
に
落
(
お
)
つるに
異
(
ことな
)
らず。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
僕は審判係を勤めたから印象が深い。久しぶりで東引佐が優勝した。しかし西引佐と間一髪だった。本当のところは何方だか分らない。西引佐から抗議の申込があったが、
審判係
(
アンパイヤ
)
神聖
(
しんせい
)
で押し切った。
ある温泉の由来
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
第三条 天皇ハ
神聖
(
しんせい
)
ニシテ
侵
(
おか
)
スヘカラス
大日本帝国憲法
(旧字旧仮名)
/
日本国
(著)
すべて
竜神
(
りゅうじん
)
には
竜神
(
りゅうじん
)
としての
神聖
(
しんせい
)
な
任務
(
つとめ
)
があり、それが
直接
(
ちょくせつ
)
人間界
(
にんげんかい
)
の
利益
(
ため
)
になろうが、なるまいが、どうあっても
遂行
(
すいこう
)
せねばならぬことになっている。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
第
(
だい
)
四の
精靈
(
せいれう
)
は、
本體
(
ほんたい
)
が
自然物
(
しぜんぶつ
)
である。
此
(
この
)
精靈
(
せいれう
)
の
最
(
もつと
)
も
神聖
(
しんせい
)
なるものは、
第
(
だい
)
一の
神佛
(
しんぶつ
)
の
部
(
ぶ
)
に
入
(
い
)
る。
例
(
たと
)
へば
日本國土
(
にほんこくど
)
の
魂
(
たましひ
)
は
大國魂命
(
おほくにたまのみこと
)
となつて
神
(
かみ
)
になつてゐる
如
(
ごと
)
きである。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
苟
(
いやし
)
くも
未来
(
みらい
)
の
有無
(
うむ
)
を
賭博
(
かけもの
)
にするのである。
相撲取草
(
すまうとりぐさ
)
の
首
(
くび
)
つ
引
(
ぴき
)
なぞでは
其
(
そ
)
の
神聖
(
しんせい
)
を
損
(
そこな
)
ふこと
夥
(
おびたゞ
)
しい。
聞
(
き
)
けば
此
(
こ
)
の
山奥
(
やまおく
)
に
天然
(
てんねん
)
の
双六盤
(
すごろくばん
)
がある。
其
(
そ
)
の
仙境
(
せんきやう
)
で
局
(
きよく
)
を
囲
(
かこ
)
まう。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
わたくしは、陛下のおかんむりよりは、もっと陛下のお心がすきでございます。もっとも王冠は王冠で、またべつに、なにか
神聖
(
しんせい
)
とでも申したいにおいが、いたさないでもございません。
小夜啼鳥
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
手筈
(
てはず
)
は
皆
(
みな
)
濟
(
す
)
んだ、
殘
(
のこ
)
るは
貴僧
(
こなた
)
に
行
(
おこな
)
うて
貰
(
もら
)
ふ
神聖
(
しんせい
)
な
式
(
しき
)
ばかり。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
右
(
みぎ
)
の
御鏡
(
みかがみ
)
は
早速
(
さっそく
)
岩屋
(
いわや
)
の
奥
(
おく
)
の、
程
(
ほど
)
よき
高
(
たか
)
さの
壁
(
かべ
)
の
凹所
(
くぼみ
)
に
据
(
す
)
えられ、
私
(
わたくし
)
の
礼拝
(
らいはい
)
の
最
(
もっと
)
も
神聖
(
しんせい
)
な
目標
(
もくひょう
)
となりました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
國語
(
こくご
)
は
國民思想
(
こくみんしさう
)
の
交換
(
かうくわん
)
、
聯絡
(
れんらく
)
、
結合
(
けつがふ
)
の
機關
(
きくわん
)
で、
國民
(
こくみん
)
の
神聖
(
しんせい
)
なる
徽章
(
きしやう
)
でもあり、
至寶
(
しはう
)
でもある。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
と
思
(
おも
)
ひ/\、
又
(
また
)
この
偉大
(
ゐだい
)
なる
樟
(
くす
)
の
殆
(
ほとん
)
ど
神聖
(
しんせい
)
に
感
(
かん
)
じらるゝばかりな
巨材
(
きよざい
)
を
仰
(
あふ
)
ぐ。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
なかんづく一
國民
(
こくみん
)
の
有
(
いう
)
する
固有名
(
こいうめい
)
は
最
(
もつと
)
も
神聖
(
しんせい
)
なもので、
妄
(
みだ
)
りに
他
(
た
)
から
侵
(
おか
)
されてはならぬ。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
實際
(
じつさい
)
又
(
また
)
熱帶國
(
ねつたいこく
)
には
不思議
(
ふしぎ
)
な
動物
(
どうぶつ
)
も
居
(
を
)
れば、
不思議
(
ふしぎ
)
な
植物
(
しよくぶつ
)
もある。
之
(
これ
)
を
少
(
すこ
)
し
形
(
かたち
)
を
變
(
か
)
へると
直
(
す
)
ぐ
化物
(
ばけもの
)
になる。
印度
(
いんど
)
は
實
(
じつ
)
に
化物
(
ばけもの
)
の
本場
(
ほんば
)
であつて、
神聖
(
しんせい
)
なる
史詩
(
しし
)
ラーマーヤナ
等
(
とう
)
には
化物
(
ばけもの
)
が
澤山
(
たくさん
)
出
(
で
)
て
來
(
く
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
“神聖”の意味
《名詞》
神 聖(しんせい)
敬うに値し、宗教や信仰の対象として丁重な扱いを受けるさま。聖(きよ)らかなこと。
宗教に関係するとして特別な扱いを受けるさま。
(出典:Wiktionary)
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
聖
常用漢字
小6
部首:⽿
13画
“神聖”で始まる語句
神聖喜曲
神聖文字
神聖同盟
神聖な喜劇