“碓氷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うすい70.9%
うすひ27.3%
うすゐ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しかしこの雪に夜道をおいでなさるには、お二人だけでは心許のうございますな。碓氷うすいへかかる道はよほどひどうございますが」
夜明けの辻 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
昨日きのふ碓氷うすひ汽車きしやりて、たうげ權現樣ごんげんさままうでたとき、さしかゝりでくるまりて、あとを案内あんないつた車夫しやふに、さびしい上坂のぼりざかかれたづねた。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「二十年前人手にかゝつて相果てたといふことだ。——その場に居合せて、早速の敵を討つてくれたのが、碓氷うすゐ貞之助殿——すなはち翁屋小左衞門殿だ」