“うすゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薄井33.3%
烏水16.7%
碓井16.7%
碓氷16.7%
雨水16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
並べ立ててるんですよ、それに軽野かるの奥様おくさん薄井うすゐ嬢様ぢやうさん、皆様おそろひで
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
正金銀行支店の諸君から日本料理の生稲いくいねへ招かれて一を語りふかした。小島烏水うすゐ永井荷風二君の旧知ぞろひで二君の噂がしきりに出た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
東海道は箱根、木曾街道は碓井うすゐ、この両口りようぐちを堅固に守つて、天下の形勢を見るより外はないといふ、つまり箱根から向う、碓井から先は、むを得ずんば打捨うつちやる覺悟であつたので
兵馬倥偬の人 (旧字旧仮名) / 塚原渋柿園塚原蓼洲(著)
「二十年前人手にかゝつて相果てたといふことだ。——その場に居合せて、早速の敵を討つてくれたのが、碓氷うすゐ貞之助殿——すなはち翁屋小左衞門殿だ」
僕等は馬車を駆つて見物して廻つたが、途上の所見を少し並べて云ふと、土の色が概して印度黄インヂアンエロウもしくは輝紅ライトレツドを呈し、其れが雨水うすゐに溶解すれば美しい橙黄色オレンジいろ水溜みづたまりが出来る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)