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巨材
ふりがな文庫
“巨材”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きょざい
66.7%
きよざい
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょざい
(逆引き)
綺羅
(
きら
)
ではないが
巨材
(
きょざい
)
をくんだ本丸づくり、おくには
武田菱
(
たけだびし
)
の
幕
(
まく
)
がはりまわされ、そのなかにあって、
当
(
とう
)
の
武田伊那丸
(
たけだいなまる
)
は、いましも、
軍師
(
ぐんし
)
小幡民部
(
こばたみんぶ
)
から
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その木挽の
与吉
(
よきち
)
は、朝から晩まで、同じことをして木を挽いて居る、黙って
大鋸
(
おおのこぎり
)
を以て
巨材
(
きょざい
)
の
許
(
もと
)
に
跪
(
ひざまず
)
いて、そして仰いで
礼拝
(
らいはい
)
する如く、上から挽きおろし、挽きおろす。
三尺角
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
巨材(きょざい)の例文をもっと
(2作品)
見る
きよざい
(逆引き)
トタンに
向
(
むか
)
うざまに
突出
(
つきだ
)
して
腰
(
こし
)
を
浮
(
う
)
かした、
鋸
(
のこぎり
)
の
音
(
おと
)
につれて、
又
(
また
)
時雨
(
しぐれ
)
のやうな
微
(
かすか
)
な
響
(
ひゞき
)
が、
寂寞
(
せきばく
)
とした
巨材
(
きよざい
)
の
一方
(
いつぱう
)
から
聞
(
きこ
)
えた。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
其
(
そ
)
の
木挽
(
こびき
)
の
與吉
(
よきち
)
は、
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで、
同
(
おな
)
じことをして
木
(
き
)
を
挽
(
ひ
)
いて
居
(
ゐ
)
る、
默
(
だま
)
つて
大鋸
(
おほのこぎり
)
を
以
(
もつ
)
て
巨材
(
きよざい
)
の
許
(
もと
)
に
跪
(
ひざまづ
)
いて、そして
仰
(
あふ
)
いで
禮拜
(
らいはい
)
する
如
(
ごと
)
く、
上
(
うへ
)
から
挽
(
ひ
)
きおろし、
挽
(
ひ
)
きおろす。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
巨材(きよざい)の例文をもっと
(1作品)
見る
“巨材”の意味
《名詞》
巨材(きょざい)
巨(おお)きな材木。
偉大な人材。
(出典:Wiktionary)
巨
常用漢字
中学
部首:⼯
5画
材
常用漢字
小4
部首:⽊
7画
“巨”で始まる語句
巨
巨大
巨人
巨細
巨魁
巨躯
巨勢
巨漢
巨刹
巨石
“巨材”のふりがなが多い著者
泉鏡花
吉川英治