“きよざい”の漢字の書き方と例文
語句割合
巨材100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
トタンにむかうざまに突出つきだしてこしかした、のこぎりおとにつれて、また時雨しぐれのやうなかすかひゞきが、寂寞せきばくとした巨材きよざい一方いつぱうからきこえた。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
木挽こびき與吉よきちは、あさからばんまで、おなじことをしていてる、だまつて大鋸おほのこぎりもつ巨材きよざいもとひざまづいて、そしてあふいで禮拜らいはいするごとく、うへからきおろし、きおろす。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
おもひ/\、またこの偉大ゐだいなるくすほとん神聖しんせいかんじらるゝばかりな巨材きよざいあふぐ。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)