“凹所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうしょ40.0%
くぼみ20.0%
あふしよ10.0%
おうしよ10.0%
へこみ10.0%
わうしよ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
象の背中から落ちた破片は、腹部の凹所おうしょを満たしていたので、歩いてもちょうどゆかの上のような具合だった。
みぎ御鏡みかがみ早速さっそく岩屋いわやおくの、ほどよきたかさのかべ凹所くぼみえられ、わたくし礼拝らいはいもっと神聖しんせい目標もくひょうとなりました。
とても女子供にはむづかしい、中禅寺から行けば、男体山なんたいざん湯岳ゆだけとの間の凹所あふしよを越して、七里も入つて行かなければならないのである。
行つて見たいところ (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
(第四)しつあらき丸石にして凹所おうしよを有する者。(之を凹み石と呼ぶ)
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
顎十郎は、ひょろ松のうしろについて、ノソノソと玄関の踏石へおりながら、切妻板きりづまいたのむこうの壁の凹所へこみのほうを眺めていたが、なにを見たのか、とつぜん
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
相憐あひあはれんで曰く泣面なきづらはちとは其れ之をふ乎と、午後五時井戸沢山脈中の一峯にのぼ露宿ろしゆくる、高四千五百尺、かへりみれば前方の山脈其中腹ちうふく凹所わうしよに白雪を堆くし、皚々眼を射る
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)