“男体山”のいろいろな読み方と例文
旧字:男體山
読み方割合
なんたいさん60.0%
いずるさん20.0%
なんたいざん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空の晴れた日には、男体山なんたいさんなどの姿が窓からはっきり眺められた。社の森、日光の町まで続いた杉並木なども、目前めさきに黝んで見えた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
と話をしながら漸く登りますると、是れから金精峠こんせいとうげと申して実に難所なんじょで、樹木は榧松かやまつ羅漢柏あすなろうの大樹ばかりで、かれこれ一里半ばかり登りますと、西の方は日光の男体山いずるさん此方こちら白根山しらねさんが見えまする。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
とても女子供にはむづかしい、中禅寺から行けば、男体山なんたいざん湯岳ゆだけとの間の凹所あふしよを越して、七里も入つて行かなければならないのである。
行つて見たいところ (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)