“金精峠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんじやうたうげ33.3%
こんせいたうげ33.3%
こんせいとうげ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は湯元から金精峠こんじやうたうげを越えて沼田の方へ出たことがあるが、今はその頃よりは甚だ開けて、西澤金山などがその後開けたために、又群馬の方の菅沼等も遊覽地になつたために
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
昨年の十月の末であつた、利根の上流の片品川の水源林をなす深い山に入り、山中にある沼でますを飼つてゐる番人の小屋に一晩泊めて貰ひ、翌日そこの老人を案内に頼んで金精峠こんせいたうげといふを越えた。
と話をしながら漸く登りますると、是れから金精峠こんせいとうげと申して実に難所なんじょで、樹木は榧松かやまつ羅漢柏あすなろうの大樹ばかりで、かれこれ一里半ばかり登りますと、西の方は日光の男体山いずるさん此方こちら白根山しらねさんが見えまする。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)