“いずるさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出流山66.7%
男体山33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
栃木の大平山おおひらやま岩舟山いわふねさん出流山いずるさん等は、平野のうちの屈竟くっきょうの要害だと主張するものもある。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
次いで、最早や安蘇山群の青嵐せいらんが家々の軒に吹き寄せている佐野の町にも行きました。綿織めんおりものの糸を撚るという小川の水車の数。蝋燭ろうそくを点して出流山いずるさんの観音堂の洞にもお詣りします。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
と話をしながら漸く登りますると、是れから金精峠こんせいとうげと申して実に難所なんじょで、樹木は榧松かやまつ羅漢柏あすなろうの大樹ばかりで、かれこれ一里半ばかり登りますと、西の方は日光の男体山いずるさん此方こちら白根山しらねさんが見えまする。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)