“凹路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうろ50.0%
くぼみち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土地の言い伝えによれば、もちろん誇張されてはいようが、二千の馬と千五百人の人とがオーアンの凹路（おうろ）の中に埋められたという。
レ・ミゼラブル：05 第二部　コゼット (新字新仮名) ／ ヴィクトル・ユゴー(著)
Ａの左の足はニヴェルの道であり、右の足はジュナップの道であり、両方をつなぐ横棒はオーアンからブレーヌ・ラルーへの凹路（おうろ）である。
レ・ミゼラブル：05 第二部　コゼット (新字新仮名) ／ ヴィクトル・ユゴー(著)
馬に一鞭（むち）あてると、馬車は遠ざかっていった。二人はライン河のそばの小さな凹路（くぼみち）の入口にもどって来た。太陽は野に没していった。小道は河水とほとんどすれすれに通じていた。
ジャン・クリストフ：03 第一巻　曙 (新字新仮名) ／ ロマン・ロラン(著)
一度彼は、農家の門口で、壁をとり巻いてる凹路（くぼみち）の影で、彼女を待ち受けた。そして彼女が通るのをとらえ、激しく抱きしめた。娘は恐（こわ）がって泣き出した。彼女はもうほとんど彼を忘れていた。
ジャン・クリストフ：05 第三巻　青年 (新字新仮名) ／ ロマン・ロラン(著)