“凸凹路”の読み方と例文
読み方割合
でこぼこみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのことばわらざるに、車は凸凹路でこぼこみちを踏みて、がたくりんとつまずきぬ。老夫おやじは横様に薙仆なぎたおされて、半ば禿げたる法然頭ほうねんあたまはどっさりと美人の膝にまくらせり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
草にうづもれた溝と、梅や桃を植ゑた農家の垣根の間の少し上りになつた凸凹路でこぼこみちを、まだ二十歩とは歩かぬうちに、行手には二三人の生徒らしい男の児の姿が見えた。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)