“訖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おわ53.8%
をは15.4%
7.7%
7.7%
おわん7.7%
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それよりも古くは『吾妻鏡』建久四年富士の狩の条に「御狩おわりて晩に属し、そこにおいて山神矢口等を祭らる」とある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
聴ゐる貫一は露のあしたの草の如く仰ぎず。語りをはれども猶仰ぎ視ず、如何いかにと問るるにも仰ぎ視ざるなりけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
かれ出雲いづもに到りまして、大神おほかみを拜みへて、還り上ります時に、の河一八の中に黒樔くろすの橋一九を作り、假宮を仕へまつりて、さしめき。
そのことばわらざるに、車は凸凹路でこぼこみちを踏みて、がたくりんとつまずきぬ。老夫おやじは横様に薙仆なぎたおされて、半ば禿げたる法然頭ほうねんあたまはどっさりと美人の膝にまくらせり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
『山田聖栄自記』に「島津御荘と申すは日州庄内三ヶ国を懐ける在所とて、庄内島津庄南郷みなみごうの内、御住所堀之内に御作りあり御座候おわんぬ」
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
故、出雲に到りまして、大神を拝みへて、還りのぼります時に、肥河の中に黒樔橋クロキノスバシを作り、仮宮を仕へ奉りて、さしめき。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)