“ヲ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
語句割合
17.6%
11.8%
7.8%
7.8%
5.9%
5.9%
5.9%
3.9%
3.9%
2.0%
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2.0%
2.0%
2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平安朝の文献に、宮廷では、此人形と、一つの名前と思はれる「」といふのが見える。御神楽の時に出る者である。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
は言ふまでもないが、をがは「ぎ」と關係あるものと見たに違ひない。さすれば、にう木にまれびとを迎へる意の含まれて居ることは推せられる。
磯城長尾市宿禰と言ふ家は、長いの末に、市があつた為でせう。此が、穴師の山人の初めと言はれる人です。布留の市もさうで、大倭の社に関係があります。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
護送ニ及バズ、途上、ソノル所ニオイテ、死罪ニ処セ。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
峰の松原も、空樣に枝を掻き上げられた樣になつて、悲鳴を續けた。谷からに生えつて居る萱原は、一樣に上へ/\とり昇るやうに、葉裏を返してき上げられた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
ほう/\と切れてしまふ藕絲を、八・十二二十合に縒つて、根氣よく、細い綱の樣にする。其をごけに繋ぎためて行く。奈良の御館でも、は飼つて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
既に見へば目を閉開するも、皆明了ならしめよ。是を日想となし、名づけて、初觀といふ。
山越しの阿弥陀像の画因 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
すといふのは、ふの敬語である。今では、すをふの古語の様に思うて居るが、さうではない。食国とは、召し上りなされる物を作る国、といふ事である。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
甚重ごもり しと思ふ(仁賢紀)
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此によりてたゝへへまつらば、皇御孫の尊の朝廷に御心暴(いちはや)び給はじとして……天つのりとの太のりと言をもちて、たゝへ言へまつらくと申す。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
又「千年をかねて、たぬしきへめ」(古今巻二十)なども、新年宴の歓楽を思ふばかりでなく、寿詞によつて、天子の寿の久しさを信じ得た人の、君を寿しながら持つ豊かな期待である。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
麻はくともになるな。嵐ふくな、と申し置かれしより、花は咲けども桃ならず。麻は播けども苧にならず。
愛護若 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
麻は蒔くともになるな。穴生の里の九助怨し。……桃故命捨つるかや。我は死すとも、此桃の花は咲くとも、実はなるな。穴生の里のあらむ限りは、と怨み喞ちし言の葉の木にも心のあるならむ。
愛護若 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
歌いへた姥は、大息をついて、ぐつたりした。其から暫らく、山のそよぎ、川瀬の響きばかりが、耳についた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
井光の「ひか」も、其らしい。ひかの音転がひなで、夷の住居地方に当る。とねりは、をさと同じ語原のとね即、外根からの刀禰と、「折り」か「り」の融合したものらしい。
隠国の泊瀬国に、さひにが来れば、たな曇り雪はふり来ぬ。さ曇り雨はふり来ぬ。つ鳥はとよみ、家つ鳥も鳴き、さ夜は明け此夜は明けぬ。入りて朝寝む。此戸開かせ(万葉巻十三)
鶏鳴と神楽と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その音が上の語の語尾音と合して一音となることがある(荒磯—ありそ、—をのへ、—わぎへ、漕ぎで—こぎで)。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
ぬえ子鳥うら居れば、玉だすきかけのよろしく、遠つ神我大君の、いでましの山ごしの風の、獨りる我衣手に、朝夕にかへらひぬれば、ますらをと思へる我も、草枕旅にしあれば
万葉集を読む (旧字旧仮名) / 正岡子規(著)
荒繩ノ鉢巻ナドムズト締メ、熊手、ナド前後ヲカタメ、常ニ同行二十人バカリニテ押通ルヲ、「アレコソ、当時世ニ聞ユル茨組ゾ。辺リヘ寄ルナ、物言フナ」トテ人々ヂ怖レテ道ヲヒラキケル。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と言ふのが、其である。いまだに、八本共に揃うてゐる。渡良の大島・渡良の神瀬・黒崎の唐人神の鼻・勝本の長島・諸津・瀬戸・八幡の鼻・久喜の岸と、八个処に在る訣である。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
八百稲千稲にひき据ゑおきて、秋祭爾奉〔牟止〕…参聚群りて…たゝへ詞へまつる……(龍田風神祭)
村々の祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此集、ニ雄略舒明両帝ノ民ヲ恵マセ給ヒ、世ノ治マレル事ヲ悦ビ思召ス御歌ヨリ次第ニテ、今ノ歌ヲ以テ一部ヲ祝ヒテヘタレバ、玉匣フタミ相ヘルアリテ
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
まな柱 学びの父と、あらたまの この年ごろを 泣く子なす 慕ひまつりて、うるはしみ思へるものを、白玉の五百箇つどひのえして……
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
故、出雲に到りまして、大神を拝みへて、還りのぼります時に、肥河の中に黒樔橋を作り、仮宮を仕へ奉りて、さしめき。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
このみは、わがみならず。の神、常世にいます、立たす少名御神の、神壽ぎ狂ほし、豐壽ぎ壽ぎ𢌞し、り來しみぞ。せ。ささ(仲哀記)
この御酒は、吾が御酒ならず。くしの神 常世す いはたゝす すくな御神の、神寿 寿きくるほし、豊ほき 寿ほし、まつりし御酒ぞ。あさずせ。さゝ(仲哀記)
村々の祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)