“常世”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とこよ55.3%
トコヨ34.0%
つねよ10.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「やすみしし吾大王おほきみ、高耀ひか皇子みこきいます大殿おほとのの上に、ひさかたの天伝あまづたひ来る、雪じもの往きかよひつつ、いや常世とこよまで」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
駿河ではやつた常世トコヨ神(継体紀)、九州から東漸した八幡の信仰の模様は、新神の威力が、如何に人々の心を動したかを見せて居る。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
鉢の木ではないのじゃが、蚊にく柴もあるものを、……常世つねよの宿なら、こうなさけなくは扱うまい。……雪の降らぬがせめてもじゃ。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)