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常世
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つねよ
ふりがな文庫
“
常世
(
つねよ
)” の例文
鉢の木ではないのじゃが、蚊に
焚
(
た
)
く柴もあるものを、……
常世
(
つねよ
)
の宿なら、こう
情
(
なさけ
)
なくは扱うまい。……雪の降らぬがせめてもじゃ。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
雪の暮茶の
時頼
(
ときより
)
に句の
常世
(
つねよ
)
五百五十句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
法界屋の鉢の木では、梅、桜、松も縁日ものですがね、……近常さんは、名も一字、
常世
(
つねよ
)
が三ヶの庄を
賜
(
たまわ
)
ったほどの嬉しさで。
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
休めともいわずはじめから宿の
常世
(
つねよ
)
は
留守
(
るす
)
らしい、人を
泊
(
と
)
めないときめたもののように見える。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
休
(
やす
)
めともいはずはじめから
宿
(
やど
)
の
常世
(
つねよ
)
は
留主
(
るす
)
らしい、
人
(
ひと
)
を
泊
(
と
)
めないと
極
(
き
)
めたものゝやうに
見
(
み
)
える。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“常世”の解説
常世(とこよ)、かくりよ(隠世、幽世)とは、永久に変わらない神域。死後の世界でもあり、黄泉もそこにあるとされる。「永久」を意味し、古くは「常夜」とも表記した。日本神話や古神道や神道の重要な二律する世界観の一方であり、対義語として「現世(うつしよ)」がある。
(出典:Wikipedia)
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
“常世”で始まる語句
常世国
常世邊
常世神
常世郷
常世波
常世島
常世暗
常世浪