“常世郷”の読み方と例文
読み方割合
とこよのくに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このことは後に蓬莱とも竜宮とも名をえた、とこよのくにに就いても言い得る。いわゆる常世郷とこよのくにの記事はことに『日本紀』の中に多い。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そのいわゆる夜見国よみのくにが、光明化したのが常世郷とこよのくにだと、言われた人がこの頃もあったらしいが、どちらが先だったろうかは是からの問題である。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
最初に問題になるのは、沖縄諸島のニライカナイ、もしくはニルヤカナヤと、本州の記録の常世郷とこよのくにと、二つの全く別々のものと思われるまでに、縁遠くなってしまった理由如何いかん
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)