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招
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ヲ
ふりがな文庫
“
招
(
ヲ
)” の例文
烏羅と言ひ、阿礼幡と言ひ、他に見えぬ語であるが、此処の阿礼も、射礼の
場
(
ニハ
)
に神を
招
(
ヲ
)
ぎ下した古風と見られよう。
幣束から旗さし物へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
靈
(
タマ
)
は言ふまでもないが、をがは「
招
(
ヲ
)
ぎ」と關係あるものと見たに違ひない。さすれば、にう木にまれびとを迎へる意の含まれて居ることは推せられる。
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
つまりは、神を
招
(
ヲ
)
ぎおろし其居給ふべき処を示す「作り山」なのだ。武家の正格な宴会には、之を正客の前に据ゑ、其他の盤・膳の類にも、植物の枝を挿す。
「とこよ」と「まれびと」と
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
神の純化が遂げられてゐなかつた頃の人々は、目に見えぬ力として、
現
(
ウツ
)
し
世
(
ヨ
)
の姿を消した人の霊をも、神と一列に幡もて、
招
(
ヲ
)
ぎよすべきものと信じたのである。
幣束から旗さし物へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
其は、
汚
(
キタナ
)
き心なき由を、白幡立て、神を
招
(
ヲ
)
ぎ下した場所で誓ふと言ふ、古い信仰形式の片われである。
幣束から旗さし物へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
二皇子の場合も、うけひの神事と、猟りの矢倉とを兼ねた物らしい。山・塚・旗・桙などの外に、今一種神
招
(
ヲ
)
ぎの
場
(
ニハ
)
として、かう言ふ台に似た物を作つたことがあつたのだらう。
桟敷の古い形
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
併し、五月幟の類は、一つは田植ゑに来訪する神を迎へる
招
(
ヲ
)
ぎ
代
(
シロ
)
なる青山(標の山の類)の変化でもあり、又神人たるべき若者の、神意によつて、指された住む家の目あてになるものらしい。
古代民謡の研究:その外輪に沿うて
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
松ばやしの如きも、春の門松——元は歳神迎への
招
(
ヲ
)
ぎ
代
(
シロ
)
の木であつた——を伐り放して来る行事でした。はやしは、伐ると言ふ語に縁起を祝ふので、やはり、山人の山づと贈りに近い行事です。
翁の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
招
常用漢字
小5
部首:⼿
8画
“招”を含む語句
招待
招牌
手招
招魂社
招聘
御招
招請
招喚
小手招
唐招提寺
招伴
招致
御招待
御招伴
招魂
招待状
招状
招来
指招
招代
...