“唐招提寺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうしょうだいじ85.7%
たうせうだいじ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西の京から薬師寺と唐招提寺とうしょうだいじへ行く途中の春景色にはじめて接したとき、これがほんとうの由緒ゆいしょ正しい春というものなのかと思った。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
さらに目を転じて室の北壁に向かうと、そこにも唐招提寺とうしょうだいじなどの木彫の観音が、あたかも整列せしめられたごとくに、並び立っている。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
唐招提寺たうせうだいじ金堂こんだうは、当時は第三流程度であつたと云はれるが、現在では古今の傑作と嘆称されるのだから、当時いかに壮麗なる寺院、宮殿が多かつたかが想像されるのである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)