“招喚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せうくわん33.3%
よび33.3%
よびつけ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本尊の阿弥陀様の御顔おかほは暗くて拝め無い、たヾ招喚せうくわんかたち為給したまふ右の御手おてのみが金色こんじきうすひかりしめし給うて居る。貢さんは内陣を出て四畳半の自分の部屋にはいつた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
「帰れ! 招喚よびにやるまでは来るな、帰れ!」と老人は言放って寝返ねがえりして反対むこうを向いて了った。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
身に浸みるほどありがたい御親切の御相談、しかもお招喚よびつけにでもなってでのことか、坐蒲団ざぶとんさえあげることのならぬこのようなところへわざわざおいでになってのお話し
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)