“よび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
72.7%
予備6.1%
6.1%
豫備6.1%
3.0%
招喚3.0%
3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
▲小野寺松美君 水彩『花』はよびかけるなつかしみのある画で、考慮の深いすぐれた何物かを握つてゐる人だから勉強次第だと思はれる。
予備よび後備こうびといわず補充兵役にあるものまでが召集され、北満、極東方面に労農ロシア軍と戦い、或いはフィリッピン群島、東北地方北海道に、米国軍と対峙している今日
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「大津の方からこの頃は私を相手にせんようですから別によびもしません」
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
おもふにコロボツクルは適當のいしたる時、又はきたる時に、必要以外ひつえういぐわい石鏃せきぞくつくき之を土器其他の入れ物にをさめて後日の豫備よびとし或は物品交換ぶつぴんかうくわんの用にきようする爲たくはきしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
「りんよ、りんよ、權平ごんぺい權平ごんぺいよ、りんよ、權平ごんぺいかたな寄越よこせ、かたな寄越よこせ、かたなを。」とよびかけたが、權平ごんぺいも、りんも、寂然ひつそりしておとてない。たれあへ此處こゝきれものを持出もちだすものか。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「帰れ! 招喚よびにやるまでは来るな、帰れ!」と老人は言放って寝返ねがえりして反対むこうを向いて了った。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
と詠じし心にかなひしは實に此半四郎のこと成べし茲に其素性そのすじやうを尋るにもと讃州丸龜在高野村の百姓半左衞門と云者二人のせがれもてり兄を半作とよび弟を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)