“後備”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうび50.0%
あとぞなえ16.7%
あとそなえ16.7%
うしろぞな16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予備よび後備こうびか知らないが、盆栽をいじったり謡曲うたいを唸ったりして、先ず悠々自適というところだ。目黒もこの界隈は筍と共に軍人の古手が多い。
閣下 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
政宗を後へ置く上は常体の陣組には似る可からず、というのであったろう、五手与いつてぐみ、六手与、七手与、此三与みくみ後備あとぞなえと定め、十番手後備の関勝蔵を三与の後へ入替えた。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
坂崎五左衛門、速水勝左衛門、八番には手廻てまわり小姓与こしょうぐみ、九番には馬廻、十番には後備あとそなえ関勝蔵、都合其勢六千余騎、人数多しというのでは無いが、本国江州以来、伊勢松坂以来の一族縁類
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
小荷駄こにだ後備うしろぞなえはもっともしんがりに、いましも、三軍ほしをいただき、法師野ほうしのさしていそいできた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)