“法師野”の読み方と例文
読み方割合
ほうしの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それはとにかく、法師野ほうしのに陣ぞろいいたしている伊那丸君や龍太郎りゅうたろうなどは、さだめし、そちの見えぬのをあんじているであろう」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふたたび法師野ほうしのにあたって聞ゆる法螺ほら——。すでにはまったく明けはなれて、紫金紅流しきんこうりゅうの朝雲が、裾野すそのの空を縦横じゅうおうにいろどっていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あ、昌仙さまでございましたか、間諜どころか、武田伊那丸たけだいなまるじしんが、一千あまりの軍勢をりたて、この法師野ほうしのへおそってくるようすです」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)