“縦横”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
たてよこ45.8%
じゅうおう40.7%
じゆうわう6.8%
じうわう5.1%
じうおう1.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“縦横”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.7%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
艶書は誰にも知られぬ間に縦横たてよこきれぎれに細かく引裂ひきさかれて江戸川の流に投げてられたのである。
寐顔 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
よひながらもんとざした敦賀つるがまちはひつそりして一すぢすぢ縦横たてよこ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ひるまは電車やバスや自動車が、縦横じゅうおうにはせちがう大通りも、まるでいなかの原っぱのようにさびしいのです。
青銅の魔人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
頭上には、ドイツ機が、縦横じゅうおうに飛んでいた。爆弾は、ひっきりなしに落ちて、黒い煙の柱をたてた。大地は、しきりにふるう。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
やがて九万の兵隊は、お宮の前の一里の庭に縦横じゆうわうちやうど三百人、四角な陣をこしらへた。
北守将軍と三人兄弟の医者 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
赤彦君の顔面は今は純黄色に変じ、顔面に縦横じゆうわう無数のしわが出来、ほほがこけ、面長おもながくて、一瞥いちべつ沈痛の極度を示してゐた。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
くちなはきらめきぬ、蜥蜴とかげも見えぬ、其他の湿虫しつちうぐんをなして、縦横じうわう交馳かうちし奔走せるさま
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
れかゝると彼方あつちひとならび、此方こつちひとならび縦横じうわうになつて、うめとび々にくらくなる。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
而ると、黄塵くわうぢん濛々そう/\々として、日光さへばむで見える大都たいとの空に、是が二百まんの人間を活動させる原動げんどう力かと思はれる煤煙はいえんが毒々しくツ黒に噴出し、すさまじい勢でぼやけた大氣の中を縦横じうおう渦巻うづまいてゐるのがハツキリ眼に映ツて來る。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)