“たてよこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
縦横65.2%
竪横13.0%
縱横13.0%
経緯8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが無くなる、ある時は机の上に置いた英和辞典を縦横たてよこ絶切たちきって、それにインキで、輪のようなものを、目茶苦茶に悪書あくがきをしてある。
一寸怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
竪横たてよこ五メートルほどの大壁画が現れたがそれは毒々しい極彩色の密画で、画面には百花というか千花というかおよそありとあらゆる美しい花がべた一面に描き散らしてあった。
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ば懸たりけるかくるより大膳はことあらはれしと思ければ刀引拔勢ひたけ縱横たてよこ十文字に切て廻り切死せんとはたらくを大勢にて取籠とりこめつゝ階子はしごを以て取押とりおさへ漸く繩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
経緯たてよこの絲はあっても、色彩、意匠の精巧たくみさは見られないのです。たとえば日本独特の詩である俳句にしてもそうです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)