“けいい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
敬意33.3%
敬畏33.3%
経緯22.2%
傾欹5.6%
軽易5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近頃ちかごろ仕合しあはせなあたらしい麻雀マアジヤン好きの面面めんめんはすべからくそれ諸賢しよけん敬意けいいさゝげてしかるべきかもれない。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
この青年ははなはだ無礼な過言かげんを述べたように見えるが、その実、将軍に対して同情と敬畏けいいの念をあらわす考えであったという。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
いたましい。とも思い遣るのだった。きょうまでの経緯けいいを何もかも慈円は知っている。そして、誰よりも案じている。誰よりも綽空の大成を祈っている。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
徳川幕府は既にピサ倒塔の如くに傾欹けいいせり。危機実に一髪。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
嘉永三年彼が二十一歳の時、九州漫遊の途に上るや、熊本に行き横井小楠の塾をぐ。門人彼が年少にして風采揚がらざるを見て、彼を軽易けいいす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)