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敬畏
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けいい
ふりがな文庫
“
敬畏
(
けいい
)” の例文
落ちていた二三の毛筋を拾って、これが狼様の毛に違いないというものがある。狼は時とすると、様の字で
敬畏
(
けいい
)
を表象されることがある。
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
この青年ははなはだ無礼な
過言
(
かげん
)
を述べたように見えるが、その実、将軍に対して同情と
敬畏
(
けいい
)
の念を
顕
(
あらわ
)
す考えであったという。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
それのみならず、先生がベルが鳴って十五分立っても出て来ないのでますます予期から生ずる
敬畏
(
けいい
)
の念を増した。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼らから鼓吹された宗教上の
敬畏
(
けいい
)
の念も、人生にたいする信頼の念も、他人を愛しまた他人から愛せられようという
純朴
(
じゅんぼく
)
な欲求も、盲目的ではあるが絶対的である道徳上の信念も。
ジャン・クリストフ:03 第一巻 曙
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
まことに
敬畏
(
けいい
)
する態度で、私は、この手紙一本きりで、あなたから逃げ出す。めくら
蜘蛛
(
ぐも
)
、願わくば、
小雀
(
こすずめ
)
に対して、寛大であられんことを。勿論お作は、誰よりも熱心に愛読します
心算
(
つもり
)
、もう一言。
虚構の春
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
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とにかく未知数の人間だけれども、どのみち、まだまだ叩き上げなければものにならないという
嫉悪
(
しつお
)
と
軽侮
(
けいぶ
)
とそれから、幾分か
敬畏
(
けいい
)
の念も入っているのであります。
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“敬畏”の意味
《名詞》
敬畏(けいい)
深く尊敬すること。
(出典:Wiktionary)
敬
常用漢字
小6
部首:⽁
12画
畏
常用漢字
中学
部首:⽥
9画
“敬”で始まる語句
敬虔
敬
敬々
敬礼
敬服
敬意
敬慕
敬愛
敬禮
敬宇