“敬礼”のいろいろな読み方と例文
旧字:敬禮
読み方割合
けいれい60.0%
きょうらい30.0%
けいらい10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巡査じゅんさが大またに出て行くと、親方はこしをほとんど地べたにつくほどに曲げて、からかいづら敬礼けいれいしていた。そして芝居しばいつづけてえんぜられた。
香炉こうろ薫々くんくんたる龍煙りゅうえんを吐き、この日長者が供えたお香料こうりょう銀子ぎんす、織物、その他の目録にまずうやうやしく敬礼きょうらいをほどこす。そこでがいせい、魯達が発心ほっしんによる出家得度とくどの願文を高々と読む。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一時、もっぱらいわれたさとの噂も、小次郎は、うろ覚えに、記憶していた。——そういうものが、漠然と、かれの敬礼けいらいになり、かれの言葉つきまでを、ていねいにさせたのだった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)