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経緯
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けいい
ふりがな文庫
“
経緯
(
けいい
)” の例文
旧字:
經緯
もちろん当事者の名まえなど決して書かずただ一種変った自分の心理を叙述する材料としてかなり
経緯
(
けいい
)
をはっきり書いた。
鶴は病みき
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
傷
(
いた
)
ましい。とも思い遣るのだった。きょうまでの
経緯
(
けいい
)
を何もかも慈円は知っている。そして、誰よりも案じている。誰よりも綽空の大成を祈っている。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
どういう
経緯
(
けいい
)
があったか知らないが、法廷では、最後まで手帳にあった十人に限定されたのは事実である。
青髯二百八十三人の妻
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
伯姫から云えば、現衛侯
輒
(
ちょう
)
は
甥
(
おい
)
、位を窺う前太子は弟で、親しさに変りはないはずだが、
愛憎
(
あいぞう
)
と利慾との複雑な
経緯
(
けいい
)
があって、妙に弟のためばかりを計ろうとする。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
“経緯”の意味
《名詞》
経 緯 (けいい、いきさつ、たてぬき、たてよこ)
(けいい、たてぬき、たてよこ)経糸と緯糸(機織の用語に由来)
(けいい)地球の経度と緯度。
(けいい、いきさつ)物事の細かないきさつ・事情。
(出典:Wiktionary)
経
常用漢字
小5
部首:⽷
11画
緯
常用漢字
中学
部首:⽷
16画
“経緯”で始まる語句
経緯儀
経緯機
経緯計