“いきさつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
経緯76.0%
經緯13.3%
仔細2.0%
事情1.3%
經繹1.3%
關係1.3%
内情0.7%
径路0.7%
紛争0.7%
紛糾0.7%
紛紜0.7%
関係0.7%
顛末0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、かえっていろいろの事が解ったような気がするよ。三千両の始末を、もう少し詳しく聞きたいが——一体どんな経緯(いきさつ)なんだ」
讀者よ、かうした經緯(いきさつ)を細々述べ立てることは、愉快ぢやないのだ。ある人々は過ぎ去つた苦(にが)い經驗を囘想して見ることは一種の享樂だといふ。
そこで二人は、今までの仔細(いきさつ)を手短かに述べると、公爵はあまたたびうなずいて聞いていたが、やがて、空を見上げて雲の流れを見、そばの松の樹の幹に掌(てのひら)を当てて、何かしばらく考えていたが
この場合頭は少し位禿げて居ようと、尖つて居ようと少しの差支(さしつかへ)もない。そしてそれから五分間と経たないうちに、今の事情(いきさつ)をすつかり忘れてしまふのも矢張り頭である。
品川の女郎上がりのお瀧——恥も外聞もとうの昔に摺りきらしてしまつた凄い年増が軍師で、十九娘のお君が、好色の旗本の人身御供に上るまでの經繹(いきさつ)は、平次にはよくわかるやうな氣がするのです。
お前が『放火(つけび)は酒呑の女房か、問屋の仕入れの關係(いきさつ)で、唯滅茶々々に酒屋を怨む者の仕業かも知れない』と言つたのを聽いて、あの氣狂ひ奴(め)、四軒目を燒く積りになつたんだよ。
「へええ。そんな内情(いきさつ)があるんですかい。わたしはちっとも知らなかった」と、半七は喫(の)みかけていた煙管(きせる)をぽんと叩いた。
半七捕物帳:03 勘平の死 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
おこがましい申分(もうしぶん)かは存(ぞん)じませぬが、その点(てん)の御理解(ごりかい)が充分(じゅうぶん)でないと、地上(ちじょう)に人類(じんるい)の発生(はっせい)した径路(いきさつ)がよくお判(わか)りにならぬと存(ぞん)じます。
挾んで、甚三郎と其許(そこもと)のあいだに、紛争(いきさつ)のあった事は、おれも薄々知っていた
夏虫行燈 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人気のない室(へや)で怪しい人声をはっきりと聞いたということなど、またスミス対ウェルキンの紛糾(いきさつ)を残らず話してきかせると、フランボーは次第に昂奮して来て、傍らの小さい坊さんは
塞耳維(セルビア)対土耳其(トルコ)の紛紜(いきさつ)から、もしか戦争でもおつ始(ぱじ)まるやうだつたら、筆一本で喧(やかま)しく主戦論を吹き立てた人達だけで、別に中隊を組織して、一番前線にそれを使ふ事にしたい
お前が『放火は酒呑の女房か、問屋の仕入の関係(いきさつ)で、ただ滅茶滅茶に酒屋を怨む者の仕業かも知れない』と言ったのを聴いて、あの気狂い奴(め)、四軒目を焼く積りになったんだよ。
何しろわしの話の顛末(いきさつ)は、余り不思議なので、わしが其事件に現在関係してゐたとは自分ながらわしにも殆ど信じる事が出来ぬ。
クラリモンド (新字旧仮名) / テオフィル・ゴーチェ(著)