“經繹”の読み方と例文
読み方割合
いきさつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事件をウヤムヤにさせようとした經繹いきさつ、わけても妹のお雪が、兄をかばふのか、八五郎の身の上を心配するのか、涙を流さんばかりに拜んだ話まで——八五郎の口から聞くと、尾鰭が付いて
銭形平次捕物控:124 唖娘 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
品川の女郎上がりのお瀧——恥も外聞もとうの昔に摺りきらしてしまつた凄い年増が軍師で、十九娘のお君が、好色の旗本の人身御供に上るまでの經繹いきさつは、平次にはよくわかるやうな氣がするのです。