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經緯
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いきさつ
ふりがな文庫
“
經緯
(
いきさつ
)” の例文
新字:
経緯
深川島田町への道すがら、錢形平次は八五郎のために、事件の
經緯
(
いきさつ
)
を五年前主人佐原屋甚五兵衞が殺された時に
遡
(
さかのぼ
)
つて話しました。
銭形平次捕物控:164 幽霊の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
讀者よ、かうした
經緯
(
いきさつ
)
を細々述べ立てることは、愉快ぢやないのだ。ある人々は過ぎ去つた
苦
(
にが
)
い經驗を囘想して見ることは一種の享樂だといふ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
(印刷文明史)といふやうな
經緯
(
いきさつ
)
は、「揚屋」の内容は疑問としても、まるきり無視することの出來ない文章であらう。
光をかかぐる人々
(旧字旧仮名)
/
徳永直
(著)
どうして奎吉がそんな破目になつたかと云へば、それは彼の樣な性格の人間には當然な
經緯
(
いきさつ
)
の結果なのである。
奎吉
(旧字旧仮名)
/
梶井基次郎
(著)
しかたがないから、散歩でもしながら一つとつくりとこの
經緯
(
いきさつ
)
を考へて見ようと思つて、おれは
戸外
(
そと
)
へ出た。
狂人日記
(旧字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
▼ もっと見る
「二人の素姓が判ると——淺野樣御留守居に願つて、十二年前の
經緯
(
いきさつ
)
が手に取る如く判つてしまつた。話して聽かせようか、お秀」
銭形平次捕物控:101 お秀の父
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
きつと何か事があるのでせう、あなたとセント・ジョンとの
經緯
(
いきさつ
)
を、私に聞かせて頂戴な。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
「いや、
反
(
かへ
)
つていろ/\の事が判つたやうな氣がするよ。三千兩の始末を、もう少し詳しく聞きたいが——一體どんな
經緯
(
いきさつ
)
なんだ」
銭形平次捕物控:065 結納の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
この細工を引受けたのは、お屋敷の中では婆やだ。婆やが死んでしまへば、お前の乘込んだ
經緯
(
いきさつ
)
を、知つてる者はなくなる——
銭形平次捕物控:109 二人浜路
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
嵐の後の
凪
(
な
)
ぎを見測らつて、林太郎と平次から、改めて父庄司右京と、殘る親類達にことの
經緯
(
いきさつ
)
を説明して聽かせます。
銭形平次捕物控:115 二階の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次の説明して行くのを聽くと、東海坊が
詭計
(
きけい
)
の裏を掻かれて、猛火の中に死んだ
經緯
(
いきさつ
)
、一點の疑ひもありません。
銭形平次捕物控:111 火遁の術
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
盜み出し、
蟻
(
あり
)
が物を運ぶやうに、少しづつ運んで江戸へ持つて來たのさ。お安は多分以前は久八の妾か何んかで、七千兩の
經緯
(
いきさつ
)
をよく知つて居たんだらう
銭形平次捕物控:165 桐の極印
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
兎も角お前が若い女一人を拾つて、向柳原の叔母さんの家へ連れ込んだ
經緯
(
いきさつ
)
を話して見るが宜い。俺はそれを聽いてから、とくと思案を定めることにしよう
銭形平次捕物控:252 敵持ち
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
微賤
(
びせん
)
から引上げて、三千五百石の大身の奧方に直した昔の
經緯
(
いきさつ
)
は、一言の説明がなくともよくわかります。
銭形平次捕物控:186 御宰籠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「俺は、口幅つたいやうだが、此間からの不思議な事の
經緯
(
いきさつ
)
を、何も彼も知つて居るつもりだ。最初から話して見よう、——もし違つたところがあるならさう言つてくれ」
銭形平次捕物控:030 くるひ咲
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
前後の
經緯
(
いきさつ
)
を詳しく話してくれないと、罪のないものが罪を被ることになるよ、——これは物の譬だが、あの大雪の中を忍び込んで、この二階へ迷ひもせずに登つて來た上
銭形平次捕物控:117 雪の夜
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
娘のお富を引取つて、神田で堅人に生れ變つた
經緯
(
いきさつ
)
——平次は何も彼も知つて居たのです。
銭形平次捕物控:075 巾着切の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
今までの
經緯
(
いきさつ
)
は、八五郎
兄哥
(
あにい
)
から聞きなすつたらう。證據が山ほどあるし、お駒を
銭形平次捕物控:037 人形の誘惑
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次はガラツ八の口や、世上の噂で、大體の
經緯
(
いきさつ
)
は知つて居りますが、念の爲に、藤六や清次の口から、もう一度、人と人との關係や、その日の朝からの細かい出來事や、いろ/\訊ねました。
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「文六、卑怯だぞ、——約束通り、幸吉の父親を殺した
經緯
(
いきさつ
)
を白状せい」
銭形平次捕物控:119 白紙の恐怖
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次は今までの
經緯
(
いきさつ
)
を
細々
(
こま/″\
)
と説明したのです。
銭形平次捕物控:155 仏像の膝
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
經
部首:⽷
13画
緯
常用漢字
中学
部首:⽷
16画
“經”で始まる語句
經
經驗
經過
經濟
經師屋
經帷子
經歴
經營
經文
經濟上