“取押”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりおさ80.0%
とりおさへ10.0%
とりをさ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東京でカフェーの女給を殺して、方々ほうぼうを逃げまわっていた奴を、そこで見つけて取押とりおさえようとすると、僕にむかってピストルを一発……。
影:(一幕) (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
見ればつれの男見えぬ故扨こそ奴つに相違なし今に取押とりおさへれんと空鼾そらいびきをかきよく寢入ねいりし體に持成もてなせば曲者は仕濟したりと彼胴卷をほどきてそろり/\と引出すゆゑ半四郎は少しからだ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
番丙 これなる老僧らうそうは、ふるへながら溜息といきき、なみだながしてをりまする。只今たゞいま墓場はかばからまゐるところを取押とりをさへて、これなるすき鶴嘴つるはしとを取上とりあげました。