トップ
>
経緯
>
たてよこ
ふりがな文庫
“
経緯
(
たてよこ
)” の例文
旧字:
經緯
色にも中間のものにハシタ色というのがあって、和訓栞に、「
指貫
(
さしぬき
)
に言へり、胡曹抄に、
経緯
(
たてよこ
)
とも薄紫と見えたり」と解している。
間人考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
経緯
(
たてよこ
)
の絲はあっても、色彩、意匠の
精巧
(
たくみさ
)
は見られないのです。たとえば日本独特の詩である俳句にしてもそうです。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
珍らしくもごく薄い経木を
経緯
(
たてよこ
)
に用いて織物にしてあります。壁張や
襖地
(
ふすまじ
)
には好個のものであります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
濁世
(
じょくせ
)
にはびこる罪障の風は、すきまなく天下を吹いて、十字を織れる
経緯
(
たてよこ
)
の目にも入ると覚しく、焔のみは
繒
(
はた
)
を離れて飛ばんとす。——薄暗き女の部屋は
焚
(
や
)
け落つるかと怪しまれて明るい。
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“経緯”の意味
《名詞》
経 緯 (けいい、いきさつ、たてぬき、たてよこ)
(けいい、たてぬき、たてよこ)経糸と緯糸(機織の用語に由来)
(けいい)地球の経度と緯度。
(けいい、いきさつ)物事の細かないきさつ・事情。
(出典:Wiktionary)
経
常用漢字
小5
部首:⽷
11画
緯
常用漢字
中学
部首:⽷
16画
“経緯”で始まる語句
経緯儀
経緯機
経緯計