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濁世
ふりがな文庫
“濁世”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
じょくせ
40.9%
だくせい
22.7%
だくせ
13.6%
ぢよくせ
13.6%
じよくせ
4.5%
ぢょくせ
4.5%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じょくせ
(逆引き)
この
暗澹
(
あんたん
)
たる
濁世
(
じょくせ
)
にも、なお、人間の社会が獣にまで堕落しないのは、天性いかなる人間にも、一片の良心は持って生れてきているからである。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
濁世(じょくせ)の例文をもっと
(9作品)
見る
だくせい
(逆引き)
なほ天堂に於ける
天女
(
エンゼル
)
にして、もしその面貌醜ならむか、
濁世
(
だくせい
)
の
悪魔
(
サタン
)
が
花顔雪膚
(
くわがんせつぷ
)
に化したるものに、
嗜好
(
しかう
)
の及ばざるや、
甚
(
はなは
)
だ遠し。
醜婦を呵す
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
濁世(だくせい)の例文をもっと
(5作品)
見る
だくせ
(逆引き)
この人と、この人を
竢
(
ま
)
つ時世とを見て泣いた時から、子路の心は決っている。
濁世
(
だくせ
)
のあるゆる
侵害
(
しんがい
)
からこの人を守る
楯
(
たて
)
となること。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
濁世(だくせ)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
ぢよくせ
(逆引き)
彼は天災地變に
苛
(
さいな
)
まれる人生の焦熱地獄に堪へられなくなつて、この假現の
濁世
(
ぢよくせ
)
穢土
(
ゑど
)
から
遁
(
のが
)
れようとしたのです。そして
解脱
(
げだつ
)
しようとしたのです。
猫又先生
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
濁世(ぢよくせ)の例文をもっと
(3作品)
見る
じよくせ
(逆引き)
微笑
(
びせう
)
を
含
(
ふく
)
みて
讀
(
よ
)
みもてゆく、
心
(
こゝろ
)
は
大瀧
(
おほだき
)
にあたりて
濁世
(
じよくせ
)
の
垢
(
あか
)
を
流
(
なが
)
さんとせし、
某
(
それ
)
の
上人
(
しやうにん
)
がためしにも
同
(
おな
)
じく、
戀人
(
こひゞと
)
が
涙
(
なみだ
)
の
文字
(
もじ
)
は
幾筋
(
いくすぢ
)
の
瀧
(
たき
)
の
迸
(
ほとばし
)
りにも
似
(
に
)
て、
失
(
うしな
)
はん
心弱
(
こゝろよわ
)
き
女子
(
をなご
)
ならば。
軒もる月
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
濁世(じよくせ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ぢょくせ
(逆引き)
ロミオ
此
(
この
)
黄金
(
こがね
)
を
遣
(
つかは
)
すぞ、これこそは
人
(
ひと
)
の
心
(
こゝろ
)
の
大毒藥
(
だいどくやく
)
ぢゃ、
汝
(
おぬし
)
が
賣
(
う
)
りかぬる
此
(
この
)
些末
(
さまつ
)
なる
藥種
(
やくしゅ
)
よりも
此
(
この
)
濁世
(
ぢょくせ
)
では
遙
(
はるか
)
に
怖
(
おそろ
)
しい
人殺
(
ひとごろ
)
しをするもの。
汝
(
おぬし
)
では
無
(
な
)
うて
予
(
わし
)
こそは
毒
(
どく
)
を
賣
(
う
)
るのぢゃ。さらば。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
濁世(ぢょくせ)の例文をもっと
(1作品)
見る
濁
常用漢字
中学
部首:⽔
16画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
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濁世末代
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濁劫悪世中
能於娑婆国土五濁悪世
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南部修太郎
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中里介山
谷崎潤一郎
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