“ぢよくせ”の漢字の書き方と例文
語句割合
濁世100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は天災地變にさいなまれる人生の焦熱地獄に堪へられなくなつて、この假現の濁世ぢよくせ穢土ゑどからのがれようとしたのです。そして解脱げだつしようとしたのです。
猫又先生 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
三九濁世ぢよくせ厭離えんりし給ひつることのうらやましく侍りてこそ、今夜こよひ四〇法施ほふせ随縁ずゐえんしたてまつるを、四一現形げぎやうし給ふはありがたくも悲しき御こころにし侍り。
罪か濁世ぢよくせかわれ知らず。
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)