“随縁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ずゐえん50.0%
ずいえん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三九濁世ぢよくせ厭離えんりし給ひつることのうらやましく侍りてこそ、今夜こよひ四〇法施ほふせ随縁ずゐえんしたてまつるを、四一現形げぎやうし給ふはありがたくも悲しき御こころにし侍り。
一三八さるから消息をしり侍らねど、など今まできては侍らじ。今夜こよひの御とまりに、一三九かの菩提ぼだいをとぶらひ給へ。誰も一四〇随縁ずゐえんしたてまつらんといふ。禅師いふ。
さて、随縁ずいえんと申すは、妙なもので、あなたはその頃、鬼ごっこ、かくれん坊——勿論、堂裏へだけはお入りなさらなかったであろうが、いくさごっこ。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)