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じょくせ
ふりがな文庫
“じょくせ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
濁世
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
濁世
(逆引き)
これでも
濁世
(
じょくせ
)
を離れる気にならぬかと、仏がおためしになるような不幸を幾つも見たあとで、ようやく仏教の精神がわかってきたが、わかった時にはもう修行をする命が少なくなっていて
源氏物語:47 橋姫
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
濁世
(
じょくせ
)
にはびこる罪障の風は、すきまなく天下を吹いて、十字を織れる
経緯
(
たてよこ
)
の目にも入ると覚しく、焔のみは
繒
(
はた
)
を離れて飛ばんとす。——薄暗き女の部屋は
焚
(
や
)
け落つるかと怪しまれて明るい。
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一旦
(
いったん
)
、
濁世
(
じょくせ
)
を捨てた法師が、またのこのこ濁世の親御の家へ帰って泣いておわびをするなどは古今に例の無い事のようにも思われますし、これでも、私にはまだ少し恥を知る気持も意地もあり、また
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
じょくせ(濁世)の例文をもっと
(9作品)
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